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【経済】ユーロ圏諸国の債務問題を嫌気してユーロ安進行の可能性


 ユーロ圏諸国の債務問題に対する市場の警戒感は再び強まる可能性があることから、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いは拡大するとの声が聞かれている。報道によると、ギリシャのチプラス首相は、20億ユーロの支援金と国内4行の資本増強に必要となる100億ユーロの支援を受けるために、住宅差し押さえ基準の厳格化などの措置を講じるようだ。

 しかしながら、ギリシャが支援を受けても大規模な債務減免がなければ、将来的に債務不履行状態に再び陥る可能性は高いとの声が聞かれている。ドイツはそのような措置には反対しているようだが、緊縮財政策は債務問題を解決に導くことはできないとの見方は少なくない。債務削減などの諸問題を巡ってユーロ安が進行する可能性は残されている。
《MK》

 提供:フィスコ

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