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【特集】<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」2位にタカタ

 「みんなの株式」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の10日午前10時現在で、タカタ<7312>が「売り予想数上昇」で2位となっている。

 10日の東京株式市場で、タカタの株価は小幅安ながら7日続落。一時、前日比24円安の806円まで売られている。株価は10月29日に終値で前日比変わらずとなったものの、同30日以降、6日まで5日連続安で1400円台だった株価が一時800円を割り込むまで急落したこともあり、きのうは値ごろ感から一時反発をみせる場面があったものの、結局終値は前週末比4円安の830円となり6日続落で引けた。きょうは、全般相場の軟調地合いもあり、売りが優勢となっている。
 同社は4日、欠陥エアバッグのリコール(回収・無償修理)に関する報告遅れなどで、米道路交通安全局(NHTSA)に最大2億ドル(約241億円)の民事制裁金を支払うことで合意したと発表した。1社に科す罰金としては過去最高額になる。さらに、主要取引先のホンダ<7267>は3日、新型車にタカタ製のガス発生装置を使用しないことを決めたと米国で発表した。
 さらに、ホンダに続いてマツダ<7261>や富士重工業<7270>、トヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>も、火薬に硝酸アンモニウムを用いたタカタ製ガス発生装置の使用中止を表明するなどの動きが広がっており、同社の先行き業績に対する懸念が拡大している。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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