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【市況】NY株式:ダウは179ドル安、世界経済の減速懸念強まる


9日の米国株式相場は下落。ダウ平均は179.85ドル安の17730.48、ナスダックは51.82ポイント安の5095.30で取引を終了した。先週の雇用統計を受け、利上げへの警戒感から売りが先行。軟調な中国の10月貿易統計が嫌気され、欧州株が全面安となったほか、経済協力開発機構(OECD)による世界経済見通しの引き下げで世界経済の減速懸念が強まり、終日軟調推移となった。セクター別では、公益事業や運輸が上昇する一方で小売や耐久消費財・アパレルが下落した。

旅行予約サイトのプライスライン(PCLN)は、決算内容が嫌気され大幅下落。製薬のペリゴ(PRGO)は同社株主に対して同業マイランによる買収反対を訴える書簡を発表し、軟調推移。ネットワーク機器のシスコ・システムズ(CSCO)はスウェーデンの同業エリクソンと技術や販売に関して包括提携を結んだものの、小幅下落。一方で、化学のデュポン(DD)はエド・ブリーン氏を会長兼最高経営責任者(CEO)に正式指名したことが報じられ、上昇した。

6日、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRK/B)が発表した7-9月期決算は純利益が前年同期比で倍増し、過去最高益となった。

Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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