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【市況】9日の株式相場見通し=円安・ドル高進行を好感し買い優勢

 9日の東京株式市場は、先週末に発表された米10月の雇用統計が市場を大幅に上回る内容となったことを受け、外国為替市場で円安・ドル安が進行していることを好感して買い優勢の展開となりそうだ。
 6日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比46.90ドル高の1万7910.33ドルと3日ぶり小幅反発した。米10月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比27万1000人増と市場予想の18万人を大幅に上回ったことで、米景気の回復が確認され12月の利上げスタート観測が一段と強まり、ダウ平均株価は一時下げに転じる場面もあった。ただ、企業収益の回復が見込めるとの見方が株価を支える結果となった。ナスダック総合株価指数は、前日比19.382ポイント高の5147.120と3日ぶりに小幅反発した。
 9日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=123円20銭台と、前週末に比べて大幅に円安・ドル高が進行している。
 日程面では、9月の毎月勤労統計調査に注目が集まる。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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