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【通貨】英ポンド週間見通し:やや弱含みか、インフレ鈍化予想で売り優勢の展開も


■弱含み、英中銀の早期利上げ観測後退

先週のポンド・円は弱含み。英国中央銀行による早期利上げ観測が後退し、投機的なポンド買い・米ドル売りが大幅に縮小したことが要因。英中央銀行による利上げは2016年前半から2016年後半に後ずれするとの観測が広がった。ただし、6日の欧米市場で米ドル・円相場場が円安方向に振れたことで対円レートの下げ幅はやや縮小した。取引レンジは184円31銭-187円73銭。

■やや弱含みか、インフレ鈍化予想で売り優勢の展開も

今週のポンド・円はやや弱含みか。英中央銀行金融政策委員会(MPC)はインフレ見通しを下方修正し、ポンド高によってインフレ率は2017年後半まで低い状況が続くと予測している。投資家の米ドル買い・ポンド売りは継続する可能性が高いとみられており、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、ポンドの対円レートはやや弱含みとなりそうだ。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・11日:10月失業率(予想:2.3%、9月:2.3%)

予想レンジ:183円00銭-187円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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