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【材料】日邦産業はジャスダック市場の値下がり率トップ、16年3月期業績予想を下方修正

 日邦産業<9913>が急落し、10時45分時点でジャスダック市場の値下がり率トップとなっている。5日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の445億円から425億円(前期比0.5%減)へ、営業損益を4億円の黒字から5億円の赤字(前期1億7900万円の赤字)へ下方修正しており、黒字転換予想から一転して赤字幅拡大となる見通しであることが嫌気されている。ASEAN地域の自動車生産台数の減少により、モビリティ事業の主力工場であるバンコク工場およびジャカルタ工場の売上高が当初計画を下回ったことに加え、、新規アイテムの量産計画遅延で、精密機器事業の主力工場であるコラート工場の売上高が計画を下回ったことが要因としている。
 また、業績予想の下方修正に伴い、従来15円を予定していた期末一括配当を未定(前期15円)にするとあわせて発表したことも、悪材料視されているようだ。
 なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高223億3500万円(前年同期比8.2%増)、営業損益2億6000万円の赤字(前年同期1億3600万円の赤字)だった。

日邦産業の株価は10時51分現在361円(▼44円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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