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【材料】日本海洋掘削が下方修正で反落、国内大手証券は来期業績悪化リスクにも留意したいとの見解

 日本海洋掘削<1606>が反落。売り優勢で始まり、安いところでは前日比69円安の2574円まで売り込まれる場面があった。
 同社は5日引け後、16年3月期連結業績予想の下方修正を発表。通期の売上高は従来予想の403億2200万円から374億300万円(前期比14.8%増)に、営業損益は同5100万円の黒字から21億400万円(前期は8億4200万円の黒字)の赤字に引き下げた。
 CGXResources社との掘削工事契約の早期終了に伴い、売上高に相当する補償金を分割して受領する予定だったが、一部が来期の売上高に計上される見通し。また、原油価格急落の影響による日割作業料率の低下など事業環境の悪化を勘案し、受注活動中のリグについて掘削作業日数を保守的に見直すことになった。
 これを受け、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、現行契約の解除、見直しなども発生し、第3四半期は同社保有リグの大半が無収入状態となる見通しと指摘。この状況が続けば、「来期業績は今期よりも更に悪化するリスクにも留意したい」との見解を示している。
《MK》

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