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【材料】オイレス工が2カ月半ぶり2000円乗せ、業績再減額も4.48%の自社株買いを好感

 オイレス工業<6282>は買い優勢で8月21日以来2カ月半ぶりに2000円大台を回復した。同社は5日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を629億円から609億円(前期比1.6%減)へ、営業利益を62億円から52億円(同14.5%減)へそれぞれ減額した。軸受け機器事業は海外で自動車メーカー向けに伸びたが、海外展開の積極化に伴う販管費の増加が利益を押し下げている。建物向け免震装置などの低迷も響いており、売上高、営業利益予想ともに今期2度目の下方修正となった。しかし、同社は自己株式を除く発行済み株式数4.48%相当の150万株、31億5000万円を上限とする自社株取得枠の設定を発表、11月9日から16年2月29日の期間内に取得する方針で、高水準の株主還元策がサプライズとなり株高基調を後押ししている。

オイレス工の株価は9時58分現在2019円(△42円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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