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【通貨】11月5日のNY為替概況


5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円91銭から121円52銭まで下落し121円70銭で引けた。米国の週次失業保険申請件数が予想以上に増加、米7-9月期単位労働コスト速報値が予想を下回ったことを背景に、ドルは伸び悩んだ。

ユーロ・ドルは、1.0898ドルへ上昇後、1.0858ドルへ下落し、1.0875ドルで引けた。低調な米国の雇用関連指標を受けたドル売りにいったん上昇後、予想外のマイナスに落ち込んだユーロ圏の9月小売売上高、ドラギECB総裁発言を受けたユーロ圏の金利先安感にユーロ売りが再燃した。ユーロ・円は、132円70銭から132円00銭へ下落。

ポンド・ドルは、1.5287ドルから1.5207ドルへ下落した。英国中銀が金融政策決定会合で市場の予想通り金融政策を据え置いたが、議事録でインフレの下方リスクに言及、物価報告では成長見通しを下方修正したほか、ポンド高がインフレを抑制すると指摘したため早期の利上げ観測が後退。ポンド売りが加速した。

ドル・スイスは、0.9943フランへ下落後、0.9977フランへ上昇した。



【経済指標】・米・10月チャレンジャー人員削減数:前年比‐1.3%(9月+93.2%)・米・先週分新規失業保険申請件数:27.6万件(予想:26.2万件、前回:26万件)・米・失業保険継続受給者数:216.3万人(予想:214万人、前回:214.6万人←214.4万人)・米・7-9月期労働生産性速報値:前期比年率+1.6%(予想:-0.3%、4-6月期:+3.5%←+3.3%)・米・7-9月期単位労働コスト速報値:前期比年率+1.4%(予想:+2.5%、4-6月期:-1.8%←-1.4%)

《KY》

 提供:フィスコ

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