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【市況】【市場反応】米週次失業保険申請件数/Q3労働生産性速報値など、ドル反落


 外為市場では予想を下回った米国の雇用指標に失望したドル売りが再燃した。ドル・円は121円91銭から121円72銭へ下落。ユーロ・ドルは1.0879ドルから1.0897ドルへ上昇した。


 米労働省が発表した週次失業保険申請件数は前週比1.6万件増の27.6万件と、市場予想の26.2万件を上回りほぼ1ヶ月ぶりの高水準となった。継続受給者数も15年ぶりの低水準となった前週分から1.7件万人増の216.3万人と、市場予想の214万人を上回った。


 また、米7-9月期労働生産性速報値は前期比年率+1.6%と、マイナス予想に反し4-6月期の+3.5%に続き2四半期連続のプラスとなった。単位労働コスト速報値は前期比年率+1.4%と、4-6月期の-1.8%からプラスに転じたものの市場予想の+2.5%に満たなかった。4-6月期は-1.4%から-1.8%へ下方修正された。

【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数:27.6万件(予想:26.2万件、前回:26万件)
・失業保険継続受給者数:216.3万人(予想:214万人、前回:214.6万人←214.4万人)
・米・7-9月期労働生産性速報値:前期比年率+1.6%(予想:-0.3%、4-6月期:+3.5%←+3.3%)
・米・7-9月期単位労働コスト速報値:前期比年率+1.4%(予想:+2.5%、4-6月期:-1.8%←-1.4%)

《KK》

 提供:フィスコ

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