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【特集】<話題の焦点>=USB Type-C、新しいコネクター規格

 USBの次世代規格「USB 3.1」で制定された新しいコネクター規格「USB Type-C」が今後急速に普及しそうだ。

 USB Type-C対応コネクターは上下左右対称のデザインを採用。コネクターの挿し込み口がリバーシブルになったことで従来のUSBで起こっていた上下反対向きでささらないという問題が解消されている。これに加えて双方向に電源供給が可能で、映像出力用としても使えるのが特徴。

 コネクターのサイズは、マイクロUSBコネクターと同等サイズの約8.4ミリメートル×約2.6ミリメートルにまでコンパクト化されており、タブレットやスマートフォンなどの携帯情報端末にも搭載可能。既に米アップル社から今年3月に発売された新型MacBookにUSB Type-Cポートが搭載されており、iPhone・iPadシリーズに搭載されているLightningポートもUSB Type-Cポートへ置き換えられ、将来的にはあらゆるデバイスで普及が進むと言われている。

 コネクターで高シェアを誇る日本航空電子工業<6807>やPC周辺機器大手ではエレコム<6750>などが対応ケーブルを発売。加賀電子<8154>傘下の加賀ハイテックはUSB Type-C対応ディスプレーアダプターなどを発売。また、マクニカ・富士エレホールディングス<3132>傘下の富士エレクトロニクスも機器メーカーが次世代のUSB機能を簡単に追加できる製品を投入している。

◆USB Type-Cの関連銘柄

 銘柄<コード>         コメント

マクニカ富士エレHD<3132> 機器メーカーが機能を簡単に追加できる製品を投入
メルコ<6676>        傘下のバッファローを通じて対応ケーブルを発売
エレコム<6750>       高耐久素材を使用したケーブルを発売
航空電子<6807>       コネクターで高シェア
加賀電子<8154>       ディスプレーアダプターなどで商品化


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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