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【材料】出光興産は反落も底堅い、16年3月期営業利益を400億円に大幅下方修正

 出光興産<5019>は反落。同社は4日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を4兆3500億円から4兆900億円(前期比11.7%減)へ、営業損益を920億円から400億円(前期1047億9800万円の赤字)へ、最終損益を560億円から280億円(同1379億5800万円の赤字)へ大幅減額した。営業損益については従来見通しの半減以下に下方修正された。原油価格の下落などの影響で、前回発表予想から売上高が落ち込むほか、利益面では石油製品のマージン縮小に加え、前回見込んでいなかった在庫評価損などが押し下げ要因となる。在庫評価損は営業利益段階で430億円と見積もっている。ただ、株価は在庫評価損の発生については事前に織り込んでおり、反応は限定的。下値では買いが厚く25日移動平均線を下回ることなく底堅さを発揮している。

出光興産の株価は9時59分現在2023円(▼36円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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