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【材料】スズキが続伸、インド業績向上や独VW株売却益が寄与し16年3月期最終利益を上方修正

 スズキ<7269>が続伸。4日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、営業利益を従来予想の1900億円から1950億円(前期比8.7%増)へ、純利益を1100億円から1250億円(同29.0%増)へ上方修正し、2期ぶりの営業・最終最高益を見込んでいた従来予想をさらに上回るとしたことが好感されている。インドでの業績が向上しているほか、上期に独フォルクスワーゲンAG株の売却益367億円を計上したことなどが利益を押し上げるという。なお、売上高は3兆1000億円(同2.8%増)の従来予想を据え置いている。
 同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1兆5555億2200万円(前年同期比8.7%増)、営業利益1010億9300万円(同11.7%増)、純利益790億5100万円(同46.5%増)だった。 国内売上高は軽自動車税増税の影響やOEM売り上げの減少で落ち込んだが、インドでの四輪車売り上げ拡大がカバーした。

スズキの株価は9時11分現在4022円(△71円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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