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【市況】5日の株式相場見通し=イベント疲れで一服、円安進行は下支えに

 5日の東京株式市場は、きのう新規上場した郵政3社の動向に引き続き影響を受ける相場展開となりそうだ。市場には、ややイベント疲れの兆候もみられることから、日経平均株価は一服商状となりそうだ。ただ、外国為替市場で円安・ドル高が進行していることは、株価の下支えとなりそうだ。
 4日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比50.57ドル安の1万7867.58ドルと3日ぶりに小幅反落した。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米下院の議会証言で、12月段階での利上げの可能性について改めて示唆する発言をしたことに対して警戒感が広がり、売りが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比2.647ポイント安の5142.479と3日ぶりの反落となった。
 5日の東京外国為替市場では、1ドル=121円50銭前後の小動きで、前日に比べて円安・ドル高が進行している。
 日程面では、大阪府知事選告示(22日投開票)、日銀金融政策決定会合議事要旨(10月6~7日開催分)、2日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、G20貿易相会合、欧州委員会の秋季経済見通しが焦点となる。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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