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【市況】自然体でシグナル好転/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 4日のNY市場は下落。10月ADP雇用統計が概ね予想に一致し、9月の貿易赤字が縮小したことで買いが先行。10月ISM非製造業景況指数が予想を上振れたことも好感されたが、イエレンFRB議長が「12月の利上げの可能性は残っている」と発言したことが嫌気されて下落に転じた。ダウ平均は50.57ドル安の17867.58、ナスダックは2.65ポイント安の5142.48。シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円高の19050円。

 イエレンFRB議長の発言は予想されていたこともあり、NY市場の下落については嫌気材料にはならないだろう。為替市場では円安に振れて推移しているほか、シカゴ先物は19000円を上回っており、買い先行の展開になろう。

 ただし、決算発表が本格化している中、積極的な上値追いの流れは考えづらい。買い一巡後は、直近もち合いレンジの上限レベルでのこう着になりそうである。ただし、一目均衡表では雲上限に跳ね返される展開が続いていたが、この雲が18924円辺りに切り下がってくる。雲を上放れてくる可能性があり、トレンドが強まる展開が期待されてくる。週足ベースの一目均衡表では基準線が18899円、雲上限が19041円辺りに位置している。中期トレンドでもシグナルが好転してくる可能性が高まった。18900-19150円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 19150円-下限 18900円

《TM》

 提供:フィスコ

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