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【市況】【市場反応】米10月ADP雇用統計/9月貿易収支、ドル上昇


 外為市場では米10月ADP雇用統計が予想を小幅上振れたほか、9月の貿易赤字も予想以上縮小したことを好感したドル買いが優勢となった。ドル・円は121円14銭から121円37銭まで上昇し、10月30日来の高値を更新。ユーロ・ドルは1.0938ドルから1.0908ドルへ下落した。

米国の民間企業の雇用統計となるADP雇用統計の10月分は前月比+18.2万人と、9月の+19.0万人から一段と減少。また、9月分も+20.0万人から+19.0万人に下方修正された。しかし、市場予想の+18.0万人は上回った。

その後、米商務省が発表した9月貿易収支は408.1億ドルの赤字と、赤字幅は8月の480.2億ドルから縮小し2月以来で最小となった。予想の410億ドルも下回った。また、8月分は483.3億ドルから480.2億ドルへ修正され、7-9月期の国内総生産(GDP)にプラスに寄与する。

【経済指標】
・米・10月ADP雇用統計:前月比+18.2万人(予想:+18.0万人、9月:+19.0万人←+20.0万人)
・米・9月貿易収支:-408.1億ドル(予想:-410億ドル、8月:-480.2億ドル←-483.3億ドル)

《KK》

 提供:フィスコ

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