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【材料】日産自が大幅反発、国内大手証券はトップピック継続、米系大手証券は目標株価引き上げ

 日産自動車<7201>が大幅反発。高いところでは59円(4.7%)高の1299円まで買われている。2日引け後に16年3月期業績について、通期の連結売上高を12兆1000億円から12兆2500億円(前期比7.7%増)へ、営業利益は6750億円から7300億円(同23.8%増)へ上方修正しており、素直に好感されているようだ。
 北米等での好調な販売、費用削減、為替の影響を織り込んだ。また、従来未定としていた中間期配当を21円に、期末配当は21円とした。年間配当予想は42円となり、前期実績33円と比べ9円の増配となる。
 これを受け、野村証券はセクタートップピックとして推奨するとしたうえで、北米や欧州、中国での中期的な成長力や強固な財務基盤を活用した増配による配当利回りの高さが魅力と解説。レーティング「バイ」を継続している。ただ、目標株価は1950円から1900円へ引き下げられた。
 このほかゴールドマン・サックス証券は、米中の好調を織り込みゴールドマンによる16年3月期~18年3月期の営業利益予想を4%/5%/5%増額修正し、目標株価は1150円から1250円へ引き上げられた。投資判断は「中立」を継続している。
《MK》

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