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【市況】郵政グループ上場、好スタートならセンチメント改善/オープニングコメント


 4日の東京市場は買い先行の展開となろう。3日の米国市場では9月製造業受注指数が概ね予想と一致したほか、原油先物相場の上昇、10月の新車販売台数の伸びなどが好感され、NYダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比290円高の19030円と19000円に乗せており、これにさや寄せする格好から幅広い銘柄に買いが先行することになろう。

 その後、市場の関心は郵政グループ3社に向かう格好になりそうだ。ブックビルディング参加の人気の高さなどを背景に好スタートが期待される。過剰な初値とはならないだろうが、好スタートとなれば、その後の個人の資金回転が利きやすくなり、中小型株などへの波及が意識されよう。郵政グループについてはインデックスへの参入も含め、機関投資家等の資金流入が見込まれている。郵政関連銘柄などへの波及も意識される可能性がありそうだ。

 また、決算が本格化する中、ピンポイントで決算を評価する流れになろう。日産自<7201>の業績上方修正のほか、KDDI<9433>の業績観測報道、セガサミーHD<6460>の2Q決算などの市場反応が注目される。ソフトバンクグ<9984>の決算を前にした値動きにも関心が集まりそうだ。その他、経済指標では中国の財新サービス業PMI(10月)、財新総合PMI(10月)が注目されるほか、米国ではADP全米雇用報告(10月)が予定されている。
《AK》

 提供:フィスコ

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