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【経済】10月ISM製造業景況指数は50を維持


 2日発表された10月の米ISM製造業景況指数の項目別では、雇用指数が9月の50.5から47.6に低下、輸出指数は47.5で9月の46.5を上回ったが、50を大きく下回る状態が続いている。在庫指数は51で9月の54.5から低下した。仕入れ価格指数は39で9月の38から上昇、新規受注は52.9で、9の50.1から上昇した。

 10月ISM製造業景況指数は強い数字であるとは言えないが、輸出が多少改善し、新規受注は50の水準を大きく上回っていることから、製造業の景況感がさらに悪化するとの見方はやや後退しているようだ。製造業の景況感については11月以降の動向を観察する必要はあるが、ISMの数字が11月も50を維持できれば、12月の利上げ開始を阻む要因にはならないとみられる。
《MK》

 提供:フィスコ

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