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【市況】郵政グループ3社の上場で市場のムード一変するか【クロージング】


2日の日経平均は大幅に下落。399.86円安の18683.24円(出来高概算21億7000万株)で取引を終えた。米株安を受けたシカゴ先物の弱さから200円程度の下げは織り込まれていたが、中国景気に対する先行き不透明感のほか、祝日を挟むことで様子見姿勢が強い中で、利益確定の流れが強まった。先物主導で下げ幅を広げる局面もみられており、東証1の値下がり数は1500を超えた。

サプライズ感のある下げとなったが、様子見姿勢の中でインデックスに絡んだ商いに押された格好であろう。祝日明けには郵政グループ3社の上場となる。過剰な初値とはならないだろうが、好スタートとなれば、その後の個人の資金回転が利きやすくなり、中小型株などへの波及が意識されよう。

一方で、中国経済の先行き不透明感が根強いが、祝日明けの4日には財新サービス業PMI、財新総合PMIが発表される。鉄鋼など中国関連への反応を見極める必要があろう。また、決算が本格化するなか、決算内容によって株価が大きく反応するなど明暗が分かれており、好業績銘柄への物色は継続。半面、嫌気される局面においてはイレギュラー的な価格形成になりやすい。短期的にはトレンド追随となり、その後はイレギュラー価格の修正を狙った中期スタンスになる。

《AK》

 提供:フィスコ

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