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【市況】【今日の相場見通し】本日予想レンジ 18,800円~19,000円。

 米ダウ平均は、週末と月末が重なったことから、ポジション整理のスケールが何時もより大きくなったことにより続落。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)210円安(円建て)と、大きく下落して取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り先行から19,000円の大台を割り込んでの取引開始となりそうだ。

 一巡後は、原油価格が上昇していることを手掛かりに、エネルギーセクターは堅調に推移することが推測されるが、為替市場では円高基調を強めていることから、輸出関連セクターなどは利益確定の売りが急がれ、上値の重い展開が想定される。

 ただ、日銀金融政策決定会合では政策の現状維持ながら、政府による「3兆円補正予算」の報道を好感し大きく上昇するなど、相場は上昇トレンド回復に向けて動き出していることから、意外安の局面では押し目を拾っておきたいところだ。

 テクニカル的には、5日移動平均線(18,956円前後)を維持出来るかがポイントで、ここを割り込むようなら、一目均衡表の転換線(18,684円前後)近くまでの調整も視野に入ってくるだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、ボリンジャーバンドの+1σ(2,566ポイント前後)~+2σ(2,603ポイント前後)のレンジ内取引が続く公算だが、+1σを割り込んだ場合は、一目均衡表の基準線(2,509ポイント前後)が次の下値メドとなりそうだ。マザーズ指数は、800.29ポイントを下回るとパラボリック陰転し、上昇基調にネガティブな変化が出てくるので注意が必要だ。

 本日予想レンジ 18,800円~19,000円。(ストック・データバンク 編集部)

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