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【市況】豪ドル週間見通し:上げ渋りか、政策金利は2%に据え置きとなる見込み


■軟調推移、日銀追加緩和見送りなどで売り強まる

先週の豪ドル・円は軟調推移。米国の年内利上げを想定して豪ドル売り・米ドル買いが活発となったことや日本銀行が金融政策の現状維持を決めたことが要因。7-9月期の消費者物価指数が予想を下回ったことも意識されたようだ。取引レンジは85円43銭-87円99銭。

■上げ渋りか、政策金利は2%に据え置きとなる見込み

今週の豪ドル・円は上げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)は3日に政策金利を発表する。2.00%で据え置きと予想されるが、追加利下げの必要性について言及しなかった場合、豪ドル買いがやや強まる可能性がある。ただし、世界経済の成長鈍化に対する警戒感は残されており、リスク選好的な豪ドル買いがただちに強まる状況ではないとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・2日:10月TDセキュリティーズインフレ指標(9月:前年比+1.9%)
・3日:豪準備銀行が政策金利発表(2.00%で現状維持の予想)
・4日:9月貿易収支:(予想:-29億豪ドル、8月:-30.95億豪ドル)
・4日:9月小売売上高(前月比予想:+0.4%、8月:+0.4%)

予想レンジ:84円50銭-87円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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