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【市況】日経平均は3日続伸、日銀決定会合の結果受け一時急落も切り返す/相場概況


日経平均は3日続伸。米7-9月期GDP(国内総生産)速報値が4-6月期比で減速したことが嫌気され、29日のNYダウは23ドル安となった。本日の日経平均も小幅安からスタートしたが、前場は日本銀行・金融政策決定会合の結果発表を控え、前日終値を挟んだもみ合いとなった。前引け後に日銀が金融政策の現状維持を決定したことが伝わると、後場の寄り付き直後に一時151円安まで下げ幅を広げた。ただ、その後急速に切り返すと、15年度補正予算への期待感などもあり19200円台に乗せる場面があった。

大引けの日経平均は前日比147.39円高の19083.10円となった。東証1部の売買高は26億6855万株、売買代金は3兆1519億円だった。業種別では、空運業、医薬品、精密機械が上昇率上位だった。一方、下落したのはその他製品、ガラス・土石製品など4業種のみだった。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、ソニー<6758>などが堅調。新規インフルエンザ治療薬に関する報道の伝わった塩野義薬<4507>が11%高と急伸したほか、前日の決算発表を受けてアルプス<6770>やOLC<4661>が6%超の上昇に。また、東光<6801>、東京エネシス<1945>、大同特鋼<5471>などが東証1部上位率上位となった。一方、前日急落した任天堂<7974>やディーエヌエー<2432>が大幅続落したほか、前日決算発表のNEC<6701>が8%超、京セラ<6971>が7%近い下げに。デンソー<6902>も取引時間中に発表した決算を受けて下げ幅を広げた。また、ボルテージ<3639>、エイベクスHD<7860>、クオール<3034>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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