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【材料】米系大手証券、鉄鋼株は「厳冬期」を思わせる下方修正幅、JFEは今期減配の可能が高いとも

 ゴールドマン・サックス証券の鉄鋼セクターのリポートでは、新日鉄住金<5401>とジェイ エフ イー ホールディングス<5411>の業績予想の下方修正を受け、新経常利益計画はそれぞれコンセンサスを約3~4割下回る水準となり、「厳冬期」を思わせる下方修正幅と指摘。
 未曾有の鋼材市況低迷や原料安、ドル高などにより、スプレッドの悪化のみならず在庫・為替評価損などが短期収益を圧迫しているとの見方で、17年3月期に向けては、「これら一過性のマイナス要因が好転する見込み」としながらも、ファンダメンタルズの本格的な回復には時間を要すると解説。新日鉄住金は「内需回復だけでは海外市況低迷を補えない」との見解で、JFEに関しては「一過性要因を考慮しても今期減配の可能性が高い」と予想している。
《MK》

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