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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:東光、九電工、野村不HD、ピジョン

■東光 <6801>  338円  +46 円 (+15.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 29日、東光 <6801> が15年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比25.8%増の23.3億円に伸びて着地したことが買い材料。スマートフォン向けメタルコイルや車載向けアンテナコイルの販売が大きく伸びたことが寄与。円安による為替差益の発生も増益に大きく貢献した。通期計画の26億円に対する進捗率は89.9%に達しており、通期上振れを期待する買いが向かった。

■東京エネシス <1945>  1,179円  +145 円 (+14.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 29日に決算を発表。「上期経常が24%増益で着地・7-9月期も93%増益」が好感された。東京エネシス <1945> が10月29日大引け後(16:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比24.3%増の24億円に伸び、通期計画の54億円に対する進捗率は5年平均の39.3%を上回る44.6%に達した。
  ⇒⇒東京エネシスの詳しい業績推移表を見る

■九電工 <1959>  2,500円  +215 円 (+9.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 29日、九電工 <1959> が決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比49.4%増の113億円に拡大して着地したことが買い材料。建設需要が拡大する大都市圏を中心に受注が好調に推移する中、コスト削減や効率的な施工体制の整備などによる工事採算の改善が利益を押し上げた。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の210億円→274億円に30.5%上方修正。増益率が15.6%増→50.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。併せて、業績好調などによる特別配当5円を上積みする形で、今期の年間配当を従来計画の30円→35円(前期は25円)に増額修正したことも支援材料。

■野村不HD <3231>  2,552円  +184 円 (+7.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 野村不動産ホールディングス<3231>が急伸。同社は29日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を5850億円から5750億円(前期比1.4%増)へ減額したものの、営業利益を730億円から760億円(同5.7%増)へ、最終利益を380億円から400億円(同4.1%増)へそれぞれ上方修正しており、これを好感するかたちで買いが流入した。オフィスビルの空室率低下が追い風となっている。また、大型物件の売却益も寄与しており、最終利益は小幅減益見通しから増益に変わった。

■ピジョン <7956>  3,315円  +230 円 (+7.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 ピジョン<7956>やユニ・チャーム<8113>、花王<4452>など紙おむつ関連が軒並み高。中国共産党の中央委員会第5回全体会議(5中全会)が29日、「一人っ子政策」を撤廃し、すべての夫婦に第2子の出産を認める方針を示したことが伝わっており、出産増による紙おむつ需要の増加に期待した買いが入っているようだ。高吸水性樹脂を手掛ける三洋化成工業<4471>、紙おむつ製造機を手掛ける瑞光<6279>などにも物色は波及している。

■サンエー <2659>  5,050円  +335 円 (+7.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 サンエー<2659>が続急伸。大和証券は29日、同社株のレーティングを「2(アウトパフォーム)」から「1(買い)」へ引き上げた。目標株価は6500円を継続した。同社は沖縄最大手の流通企業で、既存店売上高が伸びているほか、コンビニ子会社のローソン沖縄も好調。同証券では、「出店の具体化で中長期の成長性、資本効率が高まる」「株価調整が進みバリュエーションが低下した」ことなどを指摘。16年2月期の連結営業利益は会社予想129億4100万円に対し142億円(前期比10%増)を予想している。

■カプコン <9697>  2,522円  +165 円 (+7.0%)  11:30現在
 カプコン<9697>が反発。同社は29日の取引終了後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は316億3800万円(前年同期比22.1%増)、営業利益は28億4400万円(同35.1%減)、純利益は19億5100万円(同34.4%減)だった。アミューズメント機器では新作投入による原価率の上昇や一部タイトルの計画未達に加え、オンライン・モバイルコンテンツでの既存タイトルの収益減が利益を圧迫している。その一方で、前期発売の「モンスターハンター4G」や「バイオハザード リベレーションズ2」などのリピート販売やダウンロード版が海外を中心に健闘し、国内では「戦国BASARA4 皇」が底堅い売れ行きとなっており、ゲームソフト好調による売上高での大幅増収を好感している。通期業績は売上高760億円(前期比18.2%増)、営業利益120億円(同13.4%増)、純利益77億円(同16.4%増)と従来見通しを据え置いた。11月28日発売のニンテンドー3DS向けソフト「モンスターハンタークロス」の人気化が期待される。

■日本調剤 <3341>  5,130円  +330 円 (+6.9%)  11:30現在
 29日、日本調剤 <3341> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比69.8%増の39.3億円に拡大し、従来予想の33.8億円を上回って着地したことが買い材料。調剤薬局事業でC型肝炎治療薬の処方せん応需枚数が大きく伸びたうえ、調剤報酬も増加したことが寄与。後発医薬品の販売好調に加え、業務効率化による経費抑制も大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の74.3億円→94.9億円に27.7%上方修正。増益率が23.8%増→58.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前日終値ベースの予想PERが18.8倍→12.0倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■アイチコーポレーション <6345>  796円  +47 円 (+6.3%)  11:30現在
 29日、アイチコーポ <6345> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の53億円→65億円に22.6%上方修正。増益率が8.2%増→32.7%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。設備投資需要の増加を背景に、レンタル業界向けに高所作業車などの特装車の販売が伸びることが寄与。原価改善に加え、中国関連会社の業績好調も上振れに貢献する。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の12円→13円(前期は10円)に増額修正したことも買い気を誘った。

■三機工業 <1961>  987円  +58 円 (+6.2%)  11:30現在
 三機工業<1961>が急伸。同社は29日の取引終了後、16年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の760億円から754億円(前年同期比0.1%減)へ、営業損益を19億円の赤字から1億7000万円の黒字(前年同期27億500万円の赤字)へ、最終損益を12億円の赤字から2億5000万円の黒字(同13億2700万円の赤字)へ修正した。受注環境の改善に加え、原価管理の徹底など利益改善への取り組みが利益を押し上げている。

■アルプス電気 <6770>  3,780円  +205 円 (+5.7%)  11:30現在
 29日、アルプス <6770> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の545億円→595億円に9.2%上方修正。従来の5.4%減益予想から一転して3.3%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。中国経済の減速に伴い、車載情報機器事業(アルパイン <6816> )の業績は落ち込むものの、スマートフォン向けカメラ用アクチュエーターや車載向けモジュールの好調で補い、売上が計画を上回ることが寄与。円安による収益押し上げ効果も利益を押し上げる。

■オリエンタルランド <4661>  7,297円  +393 円 (+5.7%)  11:30現在
 オリエンタルランド<4661>が大幅続伸。29日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高2220億3700万円(前年同期比0.3%減)、営業利益521億4700万円(同3.4%減)、純利益359億4200万円(同1.1%減)と減収減益となったが、入園者動向などから減収減益は織り込み済みであるうえ、純利益は従来予想の356億7000万円を上回っており、これが好感されているようだ。テーマパーク事業で初期需要が特に高かった「ワンス・アポン・ア・タイム」や「アナとエルサのフローズンファンタジー」が2年目となったことや、猛暑や雨が多かった影響で入園者数が同4.8%減の1437万人となったことが響いた。4月に入園料を値上げしたことで客単価は上昇したが、カバーしきれなかった。

■日本合成化学工業 <4201>  876円  +47 円 (+5.7%)  11:30現在
 29日に決算を発表。「上期経常が9%増益で着地・7-9月期も31%増益」が好感された。日合成 <4201> が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比9.0%増の71.3億円に伸びたが、通期計画の143億円に対する進捗率は49.9%となり、5年平均の50.9%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒日本合成化学工業の詳しい業績推移表を見る

■JSP <7942>  2,554円  +136 円 (+5.6%)  11:30現在
 29日に決算を発表。「今期経常を13%上方修正・5期ぶり最高益更新へ」が好感された。JSP <7942> が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比39.9%増の41億円に拡大し、従来予想の34億円を上回って着地。
  ⇒⇒JSPの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 ブランジスタ <6176>  1,075円  +300 円 (+38.7%) ストップ高   11:30現在
 アスカネット <2438>  2,216円  +400 円 (+22.0%) ストップ高   11:30現在
 白青舎 <9736>  575円  +80 円 (+16.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、3銘柄

●ストップ安銘柄
 ALBERT <3906>  1,590円  -400 円 (-20.1%) ストップ安売り気配   11:30現在
 ETFSガソ <1691>  2,575円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在
 以上、2銘柄

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