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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):日新電、ロート、沢井製薬、ファナック

■日新電機 <6641>  826円  +44 円 (+5.6%)  本日終値
 28日、日新電 <6641> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の105億円→110億円に4.8%上方修正。増益率が12.9%増→18.3%増に拡大し、従来の24期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。半導体・液晶パネル製造向けのイオン注入装置などの販売が堅調に推移する中、新エネルギー・環境事業やライフサイクルエンジニアリング事業の採算改善が利益を押し上げる。

■日本トリム <6788>  4,530円  +220 円 (+5.1%)  本日終値
 28日に決算を発表。「上期経常は19%増益で上振れ着地」が好感された。日本トリム <6788> が10月28日大引け後(15:30)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比18.8%増の16.2億円に伸び、従来予想の14億円を上回って着地。
  ⇒⇒日本トリムの詳しい業績推移表を見る

■ロランドDG <6789>  2,809円  +120 円 (+4.5%)  本日終値
 ローランド ディー.ジー.<6789>が続伸。いちよし経済研究所では28日付で投資判断を「B」から「A」としており、これを好材料視した買いが入っている。主要部材コストの上昇や競争の激化、新製品の欠如などを要因に株価は昨年9月をピークに下落トレンドが続いているが、中期的な観点から同社の施策、実力などを勘案した場合、株価には割安感があると判断したという。なお、フェアバリューは3600円を継続している。

■モリタホールディングス <6455>  1,286円  +53 円 (+4.3%)  本日終値
 28日、モリタHD <6455> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8億円→18.3億円に2.3倍上方修正。従来の32.2%減益予想から一転して55.1%増益を見込み、2期連続で上期の最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。主力の消防車輌の受注が想定より伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。特殊車輌など高付加価値品の出荷が前倒しとなったことも上振れに貢献した。

■ロート製薬 <4527>  1,987円  +52 円 (+2.7%)  本日終値
 ロート製薬<4527>が続伸。同社はこの日、紫外線カット効果と使用感の両立をめざした研究を行い、同じ量の紫外線カット成分で、日やけ止め効果を高める技術「SPFブースト処方」を新たに開発したと発表した。一般的に紫外線カット力を高めるためには、紫外線カット成分の量を多く配合することが必要。しかし紫外線カット成分を増量すると使用感が悪くなるため、「高い紫外線カット力」と「使用感の良さ」を両立することは非常に難しいとされている。今回、新たに紫外線カット成分の量を増やさずに、日やけ止め効果を高める技術を開発、この技術は同社の日やけ止めブランドに応用する予定。

■沢井製薬 <4555>  7,720円  +190 円 (+2.5%)  本日終値
 ゴールドマンサックス証券のジェネリック業界のリポートでは、昨日開催された中央社会保険医療協議会(中医協)薬価専門部会では、ジェネリック薬価制度についての明確な方向性・結論は得られず、11月以降に持ち越しになったと指摘。当面は、中医協の総会や診療報酬基本問題小委員会での促進策の具体案提示による数量増期待と、薬価専門部会での価格議論への懸念が混在するとみて、ジェネリック大手の株価には明確な方向感を見出しづらい状況と解説。中期視点では、促進策効果による収益拡大を見込める沢井製薬<4555>の強気スタンスを継続している。

■ファナック <6954>  21,380円  +515 円 (+2.5%)  本日終値
 ファナック<6954>が連日人気。27日の決算発表で16年3月期業績予想を小幅に増額したことが好感され、前日の株価が急伸した流れを引き継いでいる。稲葉善治社長が決算説明会で「スマートフォン(スマホ)特需が一部復活している」と述べたと伝えられたことも好感された。ゴールドマン・サックス証券では28日、同社株の「買い」を再強調するとともに目標株価を2万4000円から2万5000円に引き上げた。28日の会社説明会と工場見学会に対して「印象は短期・長期ともにポジティブ」と指摘。「スマホ特需再興の確度が高まった」とみている。

■大阪ガス <9532>  491.8円  +10.5 円 (+2.2%)  本日終値
 28日、大ガス <9532> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の1100億円→1300億円に18.2%上方修正。増益率が1.7%増→20.2%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。液化天然ガス(LNG)価格の下落で原材料費が想定を下回ることが利益を押し上げる。

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