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【通貨】明日の為替相場見通し=FOMC声明文の内容注視

 あすの東京外国為替市場のドル円相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=119円70~121円00銭。この日は、午前9時過ぎに120円55銭の高値をつけたが、その後は120円30~40銭を中心とするもみ合いが続いた。FOMCは利上げは見送られるとの見方が多く、焦点は声明文の内容。その中身が従来に比べ利上げ接近を示唆するものになるかどうかだ。利上げに前向きな内容と捉えられた場合、ドル高から121円台を視野に入れた展開となる可能性がある。一方、目立った変化がなければ12月利上げ観測の後退からドル安が進むことが予想される。ただ、29日に米7~9月期国内総生産(GDP)の発表が予定されているほか、30日には日銀金融政策決定会合があり、FOMC後の売買一巡後は再度、もみ合いも予想される。あすは日本で9月鉱工業生産の発表が予定されている。(岡里英幸)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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