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【市況】東京株式(大引け)=125円高、好決算銘柄を軸に反発

 28日の東京株式市場は終始買いが優勢の展開となった。ただ、買い一巡後は上値も重く日経平均1万8900円台では戻り待ちの売りに押された。
 大引けの日経平均株価は前日比125円98銭高の1万8903円02銭と反発。東証1部の売買高概算は17億1993万株、売買代金概算は2兆1644億円。値上がり銘柄数は963、対して値下がり銘柄数は796、変わらずは145銘柄だった。売買高は17億株台と薄かったが、主力の値がさ株が物色人気を集めたこともあり、売買代金は2兆円を上回った。
 きょうの東京市場は、前日の欧米株が軟調で朝方は様子見気分が強かったが、好決算を発表した主力株中心に買いが集まり、日経平均は寄り後に水準を切り上げた。ただ、朝方は値下がり銘柄数が値上がりを大きく上回るなど、戻り待ちの売りも厚く伸び悩む展開に。日本時間あす未明のFOMCや今週末30日に行われる日銀の金融政策決定会合を見極めたいとの思惑が、上値を押さえる格好となった。一方、日経平均寄与度の高い値がさ株が買われて全体相場を支えた。
 個別では、ソフトバンク<9984>が商いを伴い高く、東エレク<8035>、ファナック<6954>が大幅高。武田薬<4502>が堅調、キーエンス<6861>、三菱自<7211>も大きく値を上げた。芝浦メカ<6590>、東映<9605>、森永乳<2264>の上げも目立つ。半面、キヤノン<7751>、オムロン<6645>が安く、日立金<5486>が大幅安。VOYAGE<3688>が急落、日車両<7102>、安藤ハザマ<1719>も大幅安。日本通信<9424>、日立建機<6305>の下げもきつい。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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