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【市況】英ポンド週間見通し:底堅い動きを見せるか、日本との金利差拡大への期待残る


■対円レートは強含み、ユーロ売り・ポンド買い継続の影響も

先週のポンド・円は強含み。米ドル・円相場が円安方向に振れたことやユーロ売り・ポンド買いの取引が増えたことが要因。英国の利上げ観測は大きく後退していないことも対円レートの下支え要因となった。取引レンジは183円85銭-186円31銭。

■底堅い動きを見せるか、日本との金利差拡大への期待残る

今週のポンド・円はやや底堅い展開か。30日の日銀金融政策決定会合では、金融政策の現状維持が決まる見込み。緩和見送りで一時的に円買いが進む可能性があるが、追加緩和への期待が失われることはないとみられる。英国では2016年中の利上げが予想されており、日本と英国の金利差拡大への思惑は残されることから、ポンドの対円レートが下落を続ける可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・27日:7-9月期国内総生産(前年比予想:+2.4%、4-6月期:+2.4%)

予想レンジ:185円00銭-188円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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