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2015年10月24日14時39分

【市況】米国株式市場見通し:7-9月期決算がピークを迎える


来週は26-29日に中国で経済運営の5カ年計画を協議する中央委員会第5回全体会議(5中全会)が開催される。先週発表された同国の7-9月期GDPが6年半ぶりの低水準となったことで5カ年計画でも成長見通しの引き下げが予想される。一方で、何らかの景気対策が発表される可能性もあり、注目が集まるだろう。また、27-28日にはFOMC(連邦公開市場委員会)が開催される。利上げが決定される可能性は極めて低いが、FRB高官からは引き続き年内利上げを支持する発言も多く、声明文の内容から年内利上げの可能性を見極めたい。

7-9月期主要企業決算は、今週ピークを迎える。23日集計時点でS&P500指数構成銘柄のうち173社が第3四半期決算発表を終了し、うち77%でEPSが予想を上回った。9月末時点で前年同期比5.1%減と予想されていた第3四半期の利益成長見通しは、3.8%減まで改善したものの、中国経済の成長鈍化や商品相場の急落でエネルギーや素材関連企業の業績は予想以上に悪化している。

来週は携帯端末のアップル(27日)、製薬大手のギリアド・サイエンシズ(27日)、自動車大手のフォード(27日)、通信大手のTモバイルUS(27日)、短文投稿サイトのツイッター(27日)、アパレルのコーチ(27日)、決済サービスのマスターカード(29日)、コーヒーチェーンのスターバックス(29日)などの決算発表が予定されている。スターバックスは来客者数増加による業績拡大が続いている。前四半期には通期の一株利益見通しを引き上げており、好決算が予想される。また、先週ハイテク大手各社が相次ぎ好決算を発表したこともあり、アップルの決算にも期待が集まっている。

経済指標では9月新築住宅販売件数(26日)、9月耐久財受注(27日)、8月S&Pケース・シラー住宅価格指数(27日)、10月消費者信頼感指数(27日)、7-9月GDP速報値(29日)、9月個人所得・支出(30日)などの発表が予定されている。先週に引き続き住宅関連指標は堅調な内容が予想されるほか、年末商戦期を控えて個人消費にも注目したい。

(Horiko Capital Management LLC)

《FA》

 提供:フィスコ

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