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【市況】東京株式(大引け)=389円高、欧州緩和期待で急反騰

 23日の東京株式市場は、前日の欧米株高を受け朝方から大きく買いが先行、日経平均は一時1万8900円台を回復する場面もあった。
 大引けの日経平均株価は前日比389円43銭高の1万8825円30銭と急反発。東証1部の売買高概算は21億2785万株、売買代金概算は2兆5642億5000万円。値上がり銘柄数は1575、対して値下がり銘柄数は247、変わらずは80銘柄だった。売買代金も10月9日以来の水準に膨らんだ。
 きょうの東京市場は大幅高で始まった後も目先筋の売り物を吸収し高値圏での推移が続いた。日経平均は一時480円高に買われ、1万9000円台を視界に入れる場面もあった。ECBドラギ総裁の22日の定例理事会後の記者会見を受けECBが早晩追加金融緩和に動くとの思惑が株価の押し上げ要因となった。外国為替市場で一時1ドル=121円近辺まで円安が進んだことも輸出主力株中心に買いを誘う背景となった。ただ、来週はFOMCや日銀の金融政策決定会合など重要日程を控え、大引けにかけてやや伸び悩んだ。
 個別では、ソフトバンク<9984>が買われ、ファナック<6954>も高い。富士フイルム<4901>が上昇、村田製<6981>も買いを集めた。雪印メグミルク<2270>、カルビー<2229>が大幅高、マネパG<8732>も急伸。竹内製作<6432>、野村不HD<3231>も物色人気。半面、第一実業<8059>、スクロール<8005>が大幅安、クラレ<3405>も大きく売られた。日本農薬<4997>、スクエニHD<9684>が下落、朝高の中外製薬<4519>も安く引けた。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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