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【通貨】外為サマリー:1ドル121円ライン意識の展開、ドラギ発言でユーロ安進行

 23日の東京外国為替市場のドル円相場は急伸。午前10時10分過ぎ時点で1ドル=120円76銭前後と前日午後5時時点に比べ1円08銭のドル高・円安で推移している。
 ユーロは、対ドルで1ユーロ=1.1108ドル前後と同0.0203ドルの大幅なユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=134円14銭前後と同1円23銭の下落となっている。
 前日の欧州中央銀行(ECB)理事会でドラギ総裁が記者会見で「金融政策の緩和度合いを12月の理事会で再検証する」と発言。12月のECB理事会での追加金融緩和の可能性を示唆した。これを受け、ユーロが大幅安。ドル円も、ユーロ売り・ドル買いの動きが波及し、ドル高・円安が進行した。
 この日の東京市場に移っても、ドル買い・円売りが続き、午前9時過ぎに120円98銭まで買われた。ただ、121円を目前に売りが膨らみ120円70銭台まで値を下げた。市場では、121円ラインを意識する展開となっている。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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