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2015年10月22日17時07分

【特集】メディシノバ Research Memo(5):社会的ニーズの高い治療薬やオーファンドラッグの開発が中心


■業績見通しと財務状況について

(1) 2015年12月期の連結業績見通し

メディシノバ<4875>の2015年12月期の連結業績は、売上高の計上予定がなく、営業損失で10百万ドルを見込んでいる。前述したとおり、売上高に関しては開発プログラムの中で上市した製品がなく、また、ライセンスアウトする予定も当面はないことから、計上見込みはない。一方、費用としては、研究開発費及びパテント費や一般管理費などほぼ前期並みでの推移を見込んでいる。売上高が見込める時期としては、現在の開発プログラムがフェーズ2の治験が終了し、その結果が良好だった場合にライセンスアウト交渉に入る可能性があるが、早くても来期以降となる見通しだ。

また、MN-166、MN-001の2つの開発化合物の8つの適応領域で開発を進めており、いずれか一方をライセンスアウトする可能性を示唆しているが、同社は最終的にグローバルな製薬企業になることを目標としており、全ての権利をライセンスアウトすることは現状想定していない。

営業損失については、開発プログラムの件数や治験の状況にもよるが、当面、最低でも10百万ドル前後の水準が続くものと予想される。同社の場合、社会的ニーズの高い治療薬やオーファンドラッグの開発が中心となっており、NIHなど国の機関から助成金を得ている案件が多いこと、開発業務受託機関(CRO)を使わず直接、医療機関やアカデミアと共同で治験を進めていることもあり、治験費用を通常より大幅に低く抑えることができているのが特徴となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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