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【市況】日経平均は3日ぶり反落、後場に入り利益確定売り優勢/相場概況


日経平均は3日ぶり反落。米株安の影響に加え、前日に300円を超える上昇となった反動もあり、日経平均は110円安からスタートした。ただ、押し目買い意欲は強く、寄り付き後は急速に値を戻すとプラス圏に浮上した。戻り一巡後は上値が重く、前引けまで前日終値を挟んだ狭いレンジでのもみ合いが続いた。前日決算発表した日本電産<6594>がマイナスに転じたこともあり、後場の日経平均は利益確定売りが優勢に。下げ幅を一時178円まで広げたが、終値では18400円台を維持した。

大引けの日経平均は前日比118.41円安の18435.87円となった。東証1部の売買高は18億4240万株、売買代金は1兆9835億円だった。業種別では、医薬品、建設業、精密機械が下落率上位だった。一方、食料品、鉄鋼、水産・農林業が上昇率上位だった。

個別では、日本電産やトヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ソフトバンクグ<9984>などが軟調。業績予想を上方修正した住友化<4005>や、業績観測が伝わった富士フイルム<4901>が5%前後の下落。また、業績予想を下方修正したIHI<7013>に加え、科研薬<4521>が10%前後下げ、TOWA<6315>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、村田製<6981>、NTTドコモ<9437>、マツダ<7261>、アルプス<6770>、JT<2914>などが堅調。JFE<5411>や新日科学<2395>は3%前後の上昇に。また、トランザクショ<7818>、ベリサーブ<3724>、OBC<4733>などが東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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