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【市況】買い先行か、カナダやトルコなど各国中銀の金融政策を注視


『米株式市場』

 20日のNY市場は下落。決算や住宅関連指標が概ね堅調であったことから上昇に転じる局面もみられたが、中国経済の減速懸念や欧州株安が重石となった。ダウ平均は13.43ドル安の17217.11、ナスダックは24.50ポイント安の4880.97。

 グローベックスの米株先物は、弱含みで推移していたが、その後上昇に転じてきている。欧州市場も上昇に転じてきており、買い先行でのスタートが期待される。上海指数が3%を超える下落となり、この影響が警戒されていたが、中国人民銀による資金供給が材料視された格好に。中国人民銀は21日、大手国有銀行など11行を対象に計1055億元(約2兆円)の資金供給を実施した。7-9月期のGDP成長率が6年半ぶりに7%を下回るなか、景気の下支えに向けて「銀行システムの流動性を合理的かつ十分に保つため」としている。

 その他、トルコ中銀のほか、カナダ銀行、ブラジル中銀が政策金利を発表する。各国の金融政策への注目が高まりやすい。

 経済指標ではMBA住宅ローン申請指数が予定されているほか、決算ではボーイング、コカ・コーラ、ゼネラル・モーターズ、アメリカン・エキスプレス、イーベイ、サンディスクなどが予定されている。

《TY》

 提供:フィスコ

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