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【材料】ファンケルが続落、9月度売上高伸び率今期初の10%割れで利益確定売り

 ファンケル<4921>が続落。朝方から売りが先行し一時前日比62円安の1832円を付け、その後も上値が切り下がる格好となり前引けは58円安の1836円だった。前日取引時間終了後に発表した9月度売上高は前年同月比9.7%増の71億円となり今期初めての10%台割れとなったことが利益確定売りを誘っているもよう。4月から8月までは13~30%と高い伸びが続いていた。

 栄養補助食品関連事業は前年同月比13.5%増の23.81億円と2ケタ伸長となったものの売上高の58.8%を占める化粧品は9.1%増の42.14億円と低下し、その他は0.3%増の5.73億円にとどまった。同社は前年9月にキャンペーンを行っており、その反動もあるようだ。インパウンド売上高については7月から前年同月比約2倍増ベースでの推移となっているという。中国の国慶節終了後はインバウンド関連株人気が後退しているなかも19日にかけ9月安値から439円(29.1%)の急反騰となってきたことも、利益確定売りを誘ったようだ。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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