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【材料】冶金工が大幅続落、ニッケル価格下落で在庫評価損が拡大し9月中間期業績は下振れ着地

 日本冶金工業<5480>が大幅続落。20日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高を従来予想の650億円から620億円(前年同期比3.1%減)へ、営業利益を同20億円から5億円(同59.6%減)へ、最終損益を同8億円の黒字から4億5000万円の赤字(前年同期6億2500万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
 主原料であるニッケル価格が大きく下落し、在庫評価損が拡大。販売面でも、高機能材部門で中国経済の減速の影響を受けたことや、石油・ガス関係用途向けが不振であったこと、さらに国内一般材市場も本格的需要回復には至らず盛り上がりに欠けたことなども響いた。
 なお、同時にこれまで未定としていた中間配当について、無配(前年同期無配)にするとあわせて発表した。期末配当については引き続き未定としている。

冶金工の株価は9時20分現在167円(▼11円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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