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【市況】21日の株式相場見通し=エネルギー不足で軟調、訪日外国人客数を注視

 21日の東京株式市場は、引き続き買い意欲に乏しいエネルギー不足の地合いとなりそうだ。日経平均株価は軟調推移を予想する。また、中国景気の減速懸念が主要企業の業績に与える影響に注目が集まりそうだ。
 20日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比13.43ドル安の1万7217.11ドルと4日ぶりの小幅反落となった。IBMが、19日の通常取引終了後に7~9月期決算を発表。売上高の減少に歯止めがかからないことなどが嫌気されて大幅安となり、この1銘柄だけでダウ平均株価を57ドル押し下げた。ナスダック総合株価指数は、前週末比24.499ポイント安の4880.972と4日ぶりの反落となった。
 21日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=119円80銭台と、前日に比べてやや円安・ドル高が進行している。
 日程面では、9月の訪日外国人客数、9月の貿易統計速報、8月の全産業活動指数、9月の全国スーパー売上高、19日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、トルコ中央銀行金融政策決定会合が焦点に。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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