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【材料】NTT、KDDIなど通信メガキャリアが高い、総務省の有識者会議開始で買い戻し誘発

 NTT<9432>が3日ぶり急反発、4.5%高に買われたほか、KDDI<9433>が6%の上昇と通信メガキャリアの株価上昇が目立つ。情報通信セクターは業種別上昇率でも全業種中で断トツとなっている。安倍首相肝いりである総務省の有識者会議が19日に携帯料金の引き下げについて検討を開始したことが伝わっている。ただ、これについては事前に株価に織り込まれてきた話であり、空売り筋の買い戻しを誘う契機となった。市場では「端末の価格と通信料金が事実上一体となっている現状が是正され、端末価格と通信料金が切り離されれば、通信料金の違いが比較しやすくなり競争が進むというのが総務省の見解であり、むやみに安くしろという短絡的な話ではない。有識者会議のスタートがこれまで思惑先行で動いた売り方の手仕舞いを誘導するタイミングとなったようだ」(国内ネット証券大手)としている。また、「KDDIについてはドイツ証券が19日付で目標株価を引き上げたことも同社を始めメガキャリアの株価にプラスに作用している」(同)と指摘していた。

NTTの株価は11時30分現在4454円(△181円)
KDDIの株価は11時30分現在2822.0円(△160.0円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年10月20日 17時55分

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