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【市況】19日の香港市場概況:ハンセン指数は3日続伸、利食い売りをこなし強含む


19日の香港市場は小幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比8.24ポイント(0.04%)高の23075.61ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が51.53ポイント(0.48%)高の10688.54ポイントと3日続伸した。売買代金は672億5300万香港ドルに縮小している(16日は879億8000万香港ドル)。

利食い売りをこなし強含む展開。ハンセン指数は先週末までの続伸で約2カ月ぶりの高値水準を回復していたため、戻り待ちの売りに押される場面がみられたものの(ハンセンは一時0.67%安)、引けにかけて買いが強まった。ただ、全体としては方向感を欠く流れ。取引時間中に中国の重要経済指標が発表され、強弱感の分かれる内容だったことが積極的な売買を控える要因となった。

15年第3四半期(7~9月)の国内総生産(GDP)成長率が6.9%(予想は6.8%)、9月の小売売上高が10.9%増(同10.8%増)と上振れた半面、同月の鉱工業生産額は5.7%増と予想(6.0%増)を下回っている。

業種別では、港湾株の上げが目立つ。招商局国際(144/HK)が3.0%高、大連港(2880/HK)が2.6%高、廈門国際港務(3378/HK)が1.8%高、天津港発展HD(3382/HK)が1.5%高で引けた。

中国自動車株もしっかり。比亜迪(BYD:1211/HK)が2.6%高、吉利汽車HD(175/HK)が2.4%高、東風汽車集団(489/HK)が2.0%高、長城汽車(2333/HK)が1.6%高と上昇した。

【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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