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2015年10月19日16時08分

【特集】クロスマーケ Research Memo(4):海外リサーチのウエイトが高まる傾向に


■事業の内容

(1)リサーチ事業

リサーチ事業は、調査企画内容に沿ってアンケートプログラムを開発し、調査協力者からインターネット・サーバ上でアンケートを回収するインターネットリサーチ※1のほかオフラインでの定量調査サービス※2や、定性調査サービス※3などを提供する。
※1インターネットリサーチは、調査依頼に沿ってアンケートプログラムを作成し、あらかじめ調査に協力することを承諾している登録モニター(回答者)に依頼、ネットを通じて回答を収集する。クロス・マーケティンググループ<3675>は国内180万人以上のアンケートモニターを保有。モニターは、基本属性だけでなく、シニア/携帯電話利用/自動車保有/化粧品利用といった約20のカテゴリーに分類されており、対象者を限定した調査にスムーズに対応できるようになっている。
※2定量調査は、消費者の行動パターン、意識や嗜好を数量的に捉えるための調査。商品の特性に合わせ、前述のインターネットのほか、郵便、電話を利用した調査、さらに会場に調査協力者を集めてアンケート回収やインタビューを行うCLT調査(会場調査)などによりデータを収集する。
※3定性調査は、消費者・ユーザとの対話を通じて、商品に対する踏み込んだ評価や意見を集める調査手法。仮説の検証、潜在意識の把握、新商品の評価などを調査するときに用いられる。座談会形式で調査協力者にインタビューを行うフォーカスグループインタビュー、調査協力者と1対1でインタビューを行うデプスインタビュー、調査協力者の自宅、または会社を訪問し、アンケートやインタビューを行うホームビジットなどがある。

リサーチ事業は国内リサーチと海外リサーチに分類している。国内リサーチは中核会社であるクロス・マーケティングのほか、子会社化したR&D、ユーティルなどが事業を行う。一方、海外リサーチはM&AしたKadence、Markelytics、Medical World Panelのほか、Cross Marketing Chaina、Cross Marketing Asiaなどが事業を展開している。2014年12月期の国内リサーチの全売上高に占めるウエイトは74.5%、海外リサーチは同7.3%であったが、Kadenceの連結子会社化により2015年12月第2四半期(2015年1月?6月)は国内60.3%、海外27.2%と海外リサーチのウエイトが高まる傾向にある。

国内リサーチの顧客は調査会社のほか、広告代理店、シンクタンク・コンサルティング会社、一般事業会社(メディア・出版、化工品メーカー、携帯電話会社、ソーシャルゲーム、家電など幅広い業種に分散)、官公庁、学校など。海外リサーチの顧客は、欧米の多国籍企業(金融、飲料、食品、家電、電子機器など多業種にわたる)のほか、アジアへ進出、或いは進出を計画している日系企業。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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