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【市況】中小型株の短期値幅取りと中国関連への見直しに期待/後場の投資戦略


日経平均 : 18190.36 (-101.44)
TOPIX  : 1497.27 (-8.57)

[後場の投資戦略]

 中国の7-9月GDPへの警戒感が想定以上に強かったことから、意外感のある調整をみせている。ただし、僅かに予想を上回ったほか、その後発表された小売売上高は10.9%増と、こちらも市場予想(10.8%増)を上回っていた。
 一先ず中国7-9月GDPの発表が通過したことで、東京市場も落ち着きをみせてくると考えられる。一時18100円を割り込む局面もみられたが、25日線が支持線として機能しているほか、その後は5日線を上回っての推移をみせている。これまでのもち合いレンジを上放れることは考えづらいものの、レンジ内での推移がつづきそうだ。
 規模別指数では小型株指数のみがプラス圏で推移している。そのため、引き続き中小型株への短期的な値幅取り狙いの動きが意識される。そのほか、中国市場の落ち着きがみられてくるようだと、鉄鋼、鉱業、卸売、機械、輸送用機器といった関連セクターへの見直しも意識されそうだ。(村瀬 智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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