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【市況】19日の株式相場見通し=もちあい強含み推移、中国経済指標を注視

 19日の東京株式市場は、きょう午前中に発表される7~9月期の国内総生産(GDP)など中国の複数の重要経済指標の内容に左右されることになりそうだ。
 市場関係者からは「中国の景気動向については、減速傾向が事前に伝えられていることから、極端な悪化が示されない限り、株価への影響は限定的なのではないか」との見方が出ている。
 16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比74.22ドル高の1万7215.97ドルと続伸し、8月19日以来ほぼ2カ月ぶりの高値水準となった。アジア、欧州株式市場の堅調に加え、早期利上げ観測が一段と後退したことで買いが先行する展開となった。ただ、NYダウ平均株価は短期間での急上昇に対して警戒感が強まっており、利益確定の売りに押される場面もあった。ナスダック総合株価指数は、前日比16.588ポイント高の4886.688と続伸した。
 19日早朝の外国為替市場では、1ドル=119円30銭台での推移となっている。
 日程面では、日銀支店長会議で黒田東彦総裁があいさつ、ゆうちょ銀行<7182>、かんぽ生命保険<7181>の売り出し価格決定。海外では、中国7~9月期のGDP、中国9月の小売売上高・鉱工業生産指数・都市部固定資産投資が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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