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【市況】今日の日経平均はこうなる~中国GDPの結果で日本株は動かない?


【小幅高となる】18200-18400円のレンジを想定=村瀬 智一

シカゴ先物にさや寄せする格好から、買い優勢のスタートになりそうだ。ただ、その後は本格化する決算を前に、こう着感が強まりやすいだろう。中国の経済指標の結果を受けて、振らされる可能性もありそうだ。

ボリンジャーバンドでは中心値(25日)と+1σとのレンジ内での推移が続いており、+1σ水準での攻防が続きそうである。一目均衡表では雲下限に接近してきており、雲下限での攻防を意識。一方で下値は転換線が支持線として意識されやすいだろう。18200-18400円のレンジを想定する。


【小幅高となる】中国GDPの結果で日本株は動かない?=田代 昌之

円建てCME先物は先週末の225先物比75円高の18365円。為替市場では、ドル・円が119円30銭台、ユーロ・円が135円50銭台(8時00分時点)。目立った売買材料に欠けることから先物、オプション市場は引続き商い低迷となりそうだ。先週末見られたような不動産、その他金融株物色といった日銀ラリーが入る可能性はあるが、新しい成長戦略など政策の具体的な枠組みが見えないことから海外のロングマネーなどは売買手控えとなろう。本日は動意薄の一日で18300円台を中心とした推移を想定する。

取引時間中の注目は中国の7-9月期国内総生産(GDP)。市場予想(前年比+6.8%)を下回った場合、中国経済の成長鈍化に対する市場の懸念は一層強まり、リスク回避的な円買いが広がる可能性はあるが、足元の上海総合指数は政策期待を背景に持ち直している。多少の下振れはほぼ織り込んでいると言えよう。大幅な下振れ以外では東京市場で目立った動きは見られないと想定。大きく動くのは中国経済指標に対する感応度が高い米国市場と見る。

《FA》

 提供:フィスコ

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