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【特集】日本調剤 Research Memo(9):1Q決算を踏まえてさらに4円増配に踏み切る


■株主還元

日本調剤<3341>は株主還元について、配当によることを基本としており、配当額については、成長のための内部留保も考慮しながら、経営成績に連動した形で利益還元を行っていく、としている。

2015年3月期において同社は1株当たり70円(中間35円、期末35円)の配当を行った。2016年3月期においては、中間期に40円の配当を行い、その後2015年10月1日付の1株につき2株の株式分割を経て期末に22円の配当を行う予想を公表している。これは株式分割を調整して前期と同じ水準に戻すと年間84円配当となり、実質的に14円の増配ということだ。同社は期初の段階では今期の年間配当を10円増配の80円と公表していたが、第1四半期の決算を踏まえてさらに4円の増配に踏み切った形だ。利益に応じた株主還元という同社の基本方針は言行一致で守られており、株主還元の意識の高い企業として、将来の一段の株主還元にも期待が持てる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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