【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):トヨタ、新日鉄住金、いちごHD、旭化成
■トヨタ自動車 <7203> 7,251円 +63 円 (+0.9%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>が小幅反発。SMBC日興証券では、16年3月期第2四半期決算は、営業利益で前年同期比22%増の8040億円を予想。グローバル販売は新興国低迷の影響が続いているものの、グローバル生産はタイの減産一巡などから下げ止まり、連結販売台数も前年並みの水準が確保できると解説。円安効果に加え、コスト面では、原価改善の努力や諸経費の増加一巡もあり、会社計画を上回る決算を予想。目標株価を1万500円から1万円に引き下げているものの、レーティング「1」は継続している。
■新日鐵住金 <5401> 2,393.5円 +16 円 (+0.7%) 本日終値
新日鉄住金<5401>が3日ぶり反発。UBS証券では、今下期は実質減益と見ているものの、配当は小幅増額を予想。目標株価を3600円から3200円に引き下げたものの、レーティングは「バイ」を継続している。
■いちごHD <2337> 314円 +1 円 (+0.3%) 本日終値
いちごグループホールディングス<2337>が小反発。14日引け後、16年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比47.9%増の146億700万円、営業利益は同57.3%増の49億1300万円で着地した。ただ、9日引け後に開示した業績予想と同水準で、株価への反応は限定的となっているようだ。アセットマネジメント事業で、スポンサーサポートに伴ういちごオフィスリート<8975>の物件取得に係るフィー収入の増加、および私募ファンドの保有する物件の売却に伴う成功報酬の発生などが利益を押し上げた。このほか、不動産再生事業、クリーンエネルギー事業も増収増益となった。
■スクエニHD <9684> 3,175円 +10 円 (+0.3%) 本日終値
SMBC日興証券のエンタテインメントセクターの決算プレビューでは、有力タイトル、製品投入時期の影響などから、第1四半期比で減益になる企業が散見されるものの、数年に渡り持続的に安定収入が期待できるスマートフォンゲーム、オンラインゲームなどの貢献に加えて、家庭用ゲーム専用機向けソフト市場の回復などから、家庭用ゲームソフトメーカーの業績は順調に推移していると指摘。16年3月期上期はスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、コナミホールディングス<9766>、ネクソン<3659>などが前年同期比大幅営業増益を達成、任天堂<7974>は営業黒字転換したと推定。特に、通期会社計画に対して営業利益進捗率が高そうなスクエニHDとコナミHDに注目。業種格付け「強気」を継続している。
■旭化成 <3407> 792.7円 -125 円 (-13.6%) 本日終値 東証1部 下落率トップ
14日、旭化成 <3407> が子会社の旭化成建材において、三井住友建設 <1821> の施工した横浜市都筑区のマンション建設で、杭工事の一部に施工の不具合や施工データの転用・加筆があったと発表したことが売り材料。旭化成建材は、建物の補強・改修工事および他棟における調査に要する費用について、その全額を負担するとしている。発表を受けて、不祥事発覚を嫌気した売りが向かった。
■ドトル日レス <3087> 1,794円 -100 円 (-5.3%) 本日終値 東証1部 下落率10位
14日、ドトル日レス <3087> が決算を発表。16年2月期上期の連結経常利益が前年同期比6.1%減の52.4億円に減り、従来の2.4%増益予想から一転して減益で着地したことが売り材料。新規出店や既存店改装などを積極的に展開したものの、円安に伴う原材料価格の高騰に加え、計画を上回る新規出店で人件費や販管費が増加したことが利益を圧迫した。
■ビックカメラ <3048> 1,053円 -21 円 (-2.0%) 本日終値
ビックカメラ<3048>は売り物に押される展開。同社は14日取引終了後、16年8月期の連結業績予想を発表した。売上高は8200億円(前期比3.1%増)、営業利益は212億円(同12.8%増)、最終利益は118億円(同73.4%増)を見込んでいる。最終利益は2期ぶりの過去最高を更新する見通しとなった。エアコン、冷蔵庫、洗濯機など白物家電や理美容家電など家庭電化商品全般の好調な伸びを見込む。また、家電以外でも幅広い品ぞろえを強みに時計、酒類、医薬品、雑貨などの堅調な伸びが予想され、増収を確保する。インバウンド関連需要も、駅前を中心とした立地の強みを生かし、一層の取り込みを図る方針で、不採算店の閉鎖が進んだコジマの収益体質改善も反映される見通し。ただ、15年8月期は減収減益決算だったこともあり、株価の反応は薄かった。
■PCデポ <7618> 859円 -16 円 (-1.8%) 本日終値
ピーシーデポコーポレーション<7618>は続落。日証金が14日付から貸株利用など貸借取引で、注意喚起銘柄に指定すると発表した。信用取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方から売りが優勢となっている。
■プレナス <9945> 1,830円 -25 円 (-1.4%) 本日終値
プレナス<9945>が続落。大和証券がレーティングを「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)へ格下げし、目標株価を2500円から2050円へ引き下げたことが確認されている。同証券はプレナスに対する業績予想を下方修正、足元の状況などを鑑み、期末店舗数と既存店売上高の前提を引き下げ、16年2月期の営業利益は74億円(従来予想80億円、会社計画81億円)、17年2月期は79億円(従来予想87億円)と予想している。
●ストップ高銘柄
プロパスト <3236> 205円 +50 円 (+32.3%) ストップ高 本日終値
以上、1銘柄
●ストップ安銘柄
第一中央汽船 <9132> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース
トヨタ自動車<7203>が小幅反発。SMBC日興証券では、16年3月期第2四半期決算は、営業利益で前年同期比22%増の8040億円を予想。グローバル販売は新興国低迷の影響が続いているものの、グローバル生産はタイの減産一巡などから下げ止まり、連結販売台数も前年並みの水準が確保できると解説。円安効果に加え、コスト面では、原価改善の努力や諸経費の増加一巡もあり、会社計画を上回る決算を予想。目標株価を1万500円から1万円に引き下げているものの、レーティング「1」は継続している。
■新日鐵住金 <5401> 2,393.5円 +16 円 (+0.7%) 本日終値
新日鉄住金<5401>が3日ぶり反発。UBS証券では、今下期は実質減益と見ているものの、配当は小幅増額を予想。目標株価を3600円から3200円に引き下げたものの、レーティングは「バイ」を継続している。
■いちごHD <2337> 314円 +1 円 (+0.3%) 本日終値
いちごグループホールディングス<2337>が小反発。14日引け後、16年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比47.9%増の146億700万円、営業利益は同57.3%増の49億1300万円で着地した。ただ、9日引け後に開示した業績予想と同水準で、株価への反応は限定的となっているようだ。アセットマネジメント事業で、スポンサーサポートに伴ういちごオフィスリート<8975>の物件取得に係るフィー収入の増加、および私募ファンドの保有する物件の売却に伴う成功報酬の発生などが利益を押し上げた。このほか、不動産再生事業、クリーンエネルギー事業も増収増益となった。
■スクエニHD <9684> 3,175円 +10 円 (+0.3%) 本日終値
SMBC日興証券のエンタテインメントセクターの決算プレビューでは、有力タイトル、製品投入時期の影響などから、第1四半期比で減益になる企業が散見されるものの、数年に渡り持続的に安定収入が期待できるスマートフォンゲーム、オンラインゲームなどの貢献に加えて、家庭用ゲーム専用機向けソフト市場の回復などから、家庭用ゲームソフトメーカーの業績は順調に推移していると指摘。16年3月期上期はスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、コナミホールディングス<9766>、ネクソン<3659>などが前年同期比大幅営業増益を達成、任天堂<7974>は営業黒字転換したと推定。特に、通期会社計画に対して営業利益進捗率が高そうなスクエニHDとコナミHDに注目。業種格付け「強気」を継続している。
■旭化成 <3407> 792.7円 -125 円 (-13.6%) 本日終値 東証1部 下落率トップ
14日、旭化成 <3407> が子会社の旭化成建材において、三井住友建設 <1821> の施工した横浜市都筑区のマンション建設で、杭工事の一部に施工の不具合や施工データの転用・加筆があったと発表したことが売り材料。旭化成建材は、建物の補強・改修工事および他棟における調査に要する費用について、その全額を負担するとしている。発表を受けて、不祥事発覚を嫌気した売りが向かった。
■ドトル日レス <3087> 1,794円 -100 円 (-5.3%) 本日終値 東証1部 下落率10位
14日、ドトル日レス <3087> が決算を発表。16年2月期上期の連結経常利益が前年同期比6.1%減の52.4億円に減り、従来の2.4%増益予想から一転して減益で着地したことが売り材料。新規出店や既存店改装などを積極的に展開したものの、円安に伴う原材料価格の高騰に加え、計画を上回る新規出店で人件費や販管費が増加したことが利益を圧迫した。
■ビックカメラ <3048> 1,053円 -21 円 (-2.0%) 本日終値
ビックカメラ<3048>は売り物に押される展開。同社は14日取引終了後、16年8月期の連結業績予想を発表した。売上高は8200億円(前期比3.1%増)、営業利益は212億円(同12.8%増)、最終利益は118億円(同73.4%増)を見込んでいる。最終利益は2期ぶりの過去最高を更新する見通しとなった。エアコン、冷蔵庫、洗濯機など白物家電や理美容家電など家庭電化商品全般の好調な伸びを見込む。また、家電以外でも幅広い品ぞろえを強みに時計、酒類、医薬品、雑貨などの堅調な伸びが予想され、増収を確保する。インバウンド関連需要も、駅前を中心とした立地の強みを生かし、一層の取り込みを図る方針で、不採算店の閉鎖が進んだコジマの収益体質改善も反映される見通し。ただ、15年8月期は減収減益決算だったこともあり、株価の反応は薄かった。
■PCデポ <7618> 859円 -16 円 (-1.8%) 本日終値
ピーシーデポコーポレーション<7618>は続落。日証金が14日付から貸株利用など貸借取引で、注意喚起銘柄に指定すると発表した。信用取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方から売りが優勢となっている。
■プレナス <9945> 1,830円 -25 円 (-1.4%) 本日終値
プレナス<9945>が続落。大和証券がレーティングを「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)へ格下げし、目標株価を2500円から2050円へ引き下げたことが確認されている。同証券はプレナスに対する業績予想を下方修正、足元の状況などを鑑み、期末店舗数と既存店売上高の前提を引き下げ、16年2月期の営業利益は74億円(従来予想80億円、会社計画81億円)、17年2月期は79億円(従来予想87億円)と予想している。
●ストップ高銘柄
プロパスト <3236> 205円 +50 円 (+32.3%) ストップ高 本日終値
以上、1銘柄
●ストップ安銘柄
第一中央汽船 <9132> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
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