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【材料】ビックカメラは軟調、16年8月期最終利益73%増予想も反応限定的

 ビックカメラ<3048>は売り物に押される展開。同社は14日取引終了後、16年8月期の連結業績予想を発表した。売上高は8200億円(前期比3.1%増)、営業利益は212億円(同12.8%増)、最終利益は118億円(同73.4%増)を見込んでいる。最終利益は2期ぶりの過去最高を更新する見通しとなった。エアコン、冷蔵庫、洗濯機など白物家電や理美容家電など家庭電化商品全般の好調な伸びを見込む。また、家電以外でも幅広い品ぞろえを強みに時計、酒類、医薬品、雑貨などの堅調な伸びが予想され、増収を確保する。インバウンド関連需要も、駅前を中心とした立地の強みを生かし、一層の取り込みを図る方針で、不採算店の閉鎖が進んだコジマの収益体質改善も反映される見通し。ただ、15年8月期は減収減益決算だったこともあり、株価の反応は薄かった。

ビックカメラの株価は9時22分現在1054円(▼20円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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