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【市況】売り優勢か、金融セクターの業績見極め


『米株式市場』

 12日にNY市場は上昇。コロンバスデーの祝日で主要経済指標などの発表も無く、終日閑散取引となった。ダウ平均は47.37ドル高の17131.86、ナスダックは8.17ポイント高の4838.64。

 グローベックスの米株先物はNYダウでは80ドル安程度で推移しており、売り優勢の展開になりそうである。9月英消費者物価指数、9月英小売物価指数、10月独ZEW景況感指数がいずれも低調な結果であり、欧州市場も総じて軟調に推移している。

 今週は決算発表が本格化する。金融セクターでは、本日のJPモルガン・チェースから、ウェルズ・ファーゴ(14日)、バンク・オブ・アメリカ(14日)、ゴールドマン・サックス(15日)、シティグループ(15日)などが予定されている。低金利の継続を受けて、純金利マージン(調達金利と貸付金利の差)の縮小など経営環境に悪影響が出ていないかが注目点となるだろう。決算を受けた市場反応の見極めが必要であろう。
《TY》

 提供:フィスコ

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