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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は続落、中国経済指標発表を控え慎重ムード


【ブラジル】休場

【ロシア】MICEX指数 1710.60 -1.03%
12日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比17.84ポイント安(-1.03%)の1710.60で取引を終了した。1739.19から一時1699.75まで下落した。

ロシア株式市場の取引終盤辺りからブレント原油先物が急落したことが、売り圧力になったとの見方。欧州連合は12日、外相理事会で難民問題に絡みシリア情勢を協議。ロシアの軍事介入に深い懸念を表明し、即時停止を求めることで一致した。

【インド】SENSEX指数 26904.11 -0.65%
12日のインドSENSEX指数は続落。前日比175.40ポイント安(-0.65%)の26904.11、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同46.10ポイント安(-0.56%)の8143.60で取引を終えた。

買いが先行した後はしばらく前日の終値近辺でもみ合ったが、その後は弱含みの展開を示した。上場企業の増益ペースが7-9月期に鈍化するとの見通しが圧迫材料。地元メディア「Business standard」は12日、SENSEX指数に上場している企業の増益率について、7-9月期の増益率と増収率が、前期の2ケタから2.3%、4.5%まで鈍化するとの見方を示した。また、9月の中国の主要な経済指標がこの週に集中するため、慎重ムードが継続した。

【中国本土】上海総合指数 3287.66 +3.28%
12日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比104.51ポイント高(+3.28%)の3287.66ポイントと4日続伸した。節目の3200ポイントを回復して引けるのは9月11日以来、約1カ月ぶりとなっている。

緩和期待が相場を押し上げる。中国人民銀行(中央銀行)が10日、これまで山東省と広東省で試験的に実施していた「貸付資産担保再融資制度」について、導入エリアを拡大すると発表したことがポジティブ材料となった。「新たな金融緩和ツール」と報じられ、一部では「中国版QE(量的緩和)」と指摘する声も上がっている。

《NH》

 提供:フィスコ

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