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【市況】底堅い展開か、今後は企業業績の悪化を警戒


『米株式市場』

 8日のNY市場は上昇。注目されたFOMC議事録では、低インフレ懸念で利上げ見送りが明らかになるなど、議事録の内容が好感された。ダウ平均は138.46ドル高の17050.75、ナスダックは19.64ポイント高の4810.79。

 グローベックスの米株先物は小動きに推移している。前日の取引終了後にアルミ最大手アルコアの決算が発表され、時間外では予想を下回る見通しが嫌気されていた。この影響が警戒されるが、グローベックスを見る限り影響は軽微のようである。

 一方、中国が緩和期待への思惑から上昇しているほか、欧州市場も全般しっかりであり、底堅い展開が見込めそうだ。とはいえ、来週以降、決算が本格化する。原油安やドル高の悪影響が続いたことに加えて、中国を中心とする新興国の景気減速の悪影響が4-6月期以上に大きくなった可能性などを指摘する声も聞かれる。その為、慎重姿勢が強まりそうである。
《TY》

 提供:フィスコ

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